こまくさ草子　〜院長ブログ〜

2025年11月28日

　秋も深まり、ふとした朝の冷え込みに師走の気配を感じるようになって来ましたね

今年は夏の暑さは長く続きましたが、幸い大きな台風も来ることなく落ち着いた秋を迎えています

紅葉も今年は綺麗なようですね

我家の前にある雑木林は相変わらずの茶色と黄色、赤のまだら模様で

特に綺麗ということはないのですが、何となく季節の訪れをリアルに知らせてくれる存在として

私は気に入っています

今年も例年と変わりなく、秋が来たことをただ静かに教えてくれています

ただ枯葉が散る前に茶色くなって落ちて行く、というだけのことですが

良寛さんのように死を前にジタバタして見せたり、辞世の句まで友人の句を盗作して詠んでみせて

浮世を軽いものとして笑い飛ばせれば、ただ茶色く紅葉して散り行く一葉の枯葉も

良寛さんの様に、軽く浮世を漂い遊んで普通に綺麗に死んで行くと言えるのでしょうか


「うらを見せおもてを見せて散るもみぢ」by 良寛？


「散る桜残る桜も散る桜」　ひどい句です、何にしても特攻隊に利用してはいけませんね