こまくさ草子 〜院長ブログ〜

2019年9月28日


毎年のことですが、台風シーズン真っ只中ということで、今年も千葉が大変なことになっています

東日本大震災以前は、停電というものはほとんどありませんでした

何かの折に、子供の頃はよく停電があって家には懐中電灯とろうそくの保管場所が決まっていて

停電になったらろうそくの生活になって、子供心にちょっとうれしくもあったよね、なんて話していた記憶がある

それが最近はまた子供の頃のように何かの災害のたびに停電が起きるようになった

電力の1/3を賄っていた原発が動いてないからということは誰が考えてもはっきりしている

非常時の為に重複して送っていた発電所に余裕がなくなっているので、一つの配線が切れると

停電ということになってしまう

ただ今の世の中で、原発という言葉はタブーになっている

戦争中に戦争反対という言葉がタブーだったのとどこが違うのだろうか

何事も感情的でヒステリックなことは良くない



東京電力の裁判が無罪になった

東京電力でも15m位の津波が来ることは予想できていて、それについての会議も開いていたと

その結果、莫大な費用のかかる予防策は講じないという結論になり放置していたところに津波が来て

その何倍もの損害を出すことになったということだが、法律的にはこの判断は無罪ということらしい

交通事故死が法律の整備や車の安全性の向上によって減ってきたように、人類が持った原子力をいう力を

更に安全で便利なものに向上させて使うのではなく、永久に葬り去っていいものだろうか

地球温暖化が叫ばれその為の異常気象を指摘されている現在、今後も炭素燃料を使い続けるべきなのか

ヒステリックな感情論ではなく、冷静な議論が必要な時がまた来るような気がする

我々はみんな太陽という核融合反応でできた原子力エネルギーの申し子なのだから、、