こまくさ草子 〜院長ブログ〜

2015年6月30日

先月、小欄で勇気ある人のことを書きましたが、そういう人には、他の大事なことが欠けているケースが

多いとも言えるでしょう

それは寛容という能力です

免疫学的に何と言うのか忘れましたが、免疫の分野でもとても大事なことです

自己と自己以外を選別して、自己以外のものを攻撃するのが免疫ですが、大切なことは自己以外だけど

ここまでは許す、つまり体内にいる常在菌のようなものですが、その許容量の大きさみたいなものが

進化やアレルギー疾患や生物学的な生存に大きく関わっています

そんな小さな細胞の集合体である我々が、寛容という能力が大事でない訳がありません

織田信長や江藤新平に寛容という能力があれば、今の世の中もまったく別なものになっていたでしょう

大阪市も大阪にちなんで豊臣秀吉のような人が、跡を継げば事を成就できるかもしれませんね

寛容な人を魅力的な人と言い換えてもいいくらい、人にはとても大切な能力だと思いますが、今の世の中で

あまりそういう話は聞いたことがありませんね

今日も寛容であるために、永遠を見つめたり不確定性原理に想いを馳せたりして

梅雨空の今日一日を何とかやり過ごす今日この頃です