こまくさ草子 〜院長ブログ〜

2015年3月31日

 「ピケティ現象」なるものが、日本にも上陸したようだ

フランスの経済学者Thomas Pikettyの「21世紀の資本」という本が、爆発的に売れているという

5000円以上もする経済学の専門書が爆発的に売れるなんて、どういうことでしょう

もっともほとんどが本棚のインテリアになるだけで、難解な専門書など普通の人は読めるものではないらしい

その昔、資本論という本も、本棚のインテリアとして一世を風靡したのと同じことなのかもしれない

洋服の流行が時代を経て廻るように、こういう指向も廻ってくるものなのかもしれないと考えると面白い

 「r>g」という式が示すものは、要約すると「資産運用収入は、労働収入に勝る」ということらしい

つまり、金持ちは資産運用でどんどん金持ちになって行き、貧乏な労働者はいくら働いても

金持ちとの格差が広がっていく、ということは歴史的にも証明されている真理であるというのである

だから、世界的な協力の下に、徹底した累進課税という制度を導入する必要がある、というものらしい

まあ、今更という感じで、そんなこと今まで誰も言っていなかったのが、不思議なくらいだ

どの世界にもあることだが、しっかりまとめて本にしたのが、この人が始めてということなのかも知れない

いずれにしても、アメリカや中国などの、貧富の差を見ると、強力な累進課税が

世界的なコンセンサスを得るのは難しそうだ